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【経済】

神鋼子会社も改ざん 液晶部品の検査データ 経産省に報告へ

 神戸製鋼所は十一日、アルミや銅製品に加え、新たに二製品で検査データを改ざんしていたことを発表した。一連の不正について経済産業省から事実関係の報告を求められており、十二日午前に川崎博也会長兼社長が経産省を訪れ、経緯を説明する。

 ずさんな検査を防げなかった社内体質がまた明らかになったことから、取引先の信用低下は必至で、業績への影響も避けられない見通しだ。

 新たに不正が分かったのは液晶画面や記録用ディスクなどに使用される銀製やアルミ製の「ターゲット材」と、自動車や産業機械などの部品に使われる鉄粉製品。いずれも神戸製鋼の社内調査で発覚し、八日の記者会見の時点でデータ改ざんがあることを把握していたが公表しなかった。

 ターゲット材は子会社のコベルコ科研(神戸市)の高砂事業所(兵庫県高砂市)が製造。未検査のまま出荷したり、顧客の要求した成分値に合うようデータを改ざんしたりしていた。二〇一一年十一月以降、約七十社に六千六百十一枚を出荷している。

 鉄粉は神戸製鋼の高砂製作所(同)が生産し、一六年度に一社へ約百四十トン出荷していた。顧客が求める基準に合うよう検査データを書き換えていた。

 十一日に東京都内で記者会見した神戸製鋼の勝川四志彦(よしひこ)常務執行役員は社内の聞き取り調査などから「アルミや銅製品は組織不正だったが、今回の二件は個人による不正とみている」と説明。二製品とも現段階で「安全上の影響はない」との見解を示した。

 

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