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【経済】

ワイン値上がり懸念 米は山火事 欧は天候不順で品薄

 世界有数のワイン産地を襲った米西部カリフォルニア州の山火事の余波で、ワインの国際相場の値上がりが懸念されている。天候不順による欧州各地でのブドウ被害も響き、主要産地の米欧で品薄感が拡大。日本への輸入元首位のチリ産にも波及する可能性がある。

 カリフォルニア州の山火事ではワイン産地として著名なナパ郡とソノマ郡が壊滅的な打撃を受けた。同州は米国のワイン生産の九割を占めるとされ、中でも両郡は名産地として知られる。

 現地からの報道によると、火災前に七〜九割のブドウを収穫し終わったものの、煙や高温による品質低下の恐れがある。焼け落ちた醸造所やブドウ畑がいくつもあり、被害の全容は見通せない。

 一方、欧州連合(EU)欧州委員会は九月下旬、ブドウの域内生産が二〇一七〜一八収穫年度は三十六年ぶりの低水準となる見通しだと発表した。今年春の霜やひょう、夏の高温で主産地が被害を受けた。イタリアが前期比21%減、フランスが18%減、スペインが15%減にそれぞれ落ち込む見込み。ワイン卸業者は「異常気象に振り回された」とこぼす。

 フランス、イタリア、スペイン、米国の四カ国でワイン輸入の六割を依存する日本にも打撃だ。

 

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