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【経済】

NAFTA再交渉 年内の妥結を断念

 【ワシントン=石川智規】米国、カナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉の第四回会合は十七日閉幕し、当初予定していた年内の交渉妥結を断念したと発表した。来年三月までに複数回の会合を開き、妥結を目指す。閉幕後に共同会見した米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は、カナダとメキシコから抵抗を受けたとして「驚き、失望した」と述べた。

 米首都ワシントン近郊で十一日から開かれた会合で米国は、自動車やトラックを域内で貿易する際の関税をゼロにする条件として「米国製の部品を50%以上使う」などの新たな案を提示し、カナダとメキシコが猛反発していた。

 ライトハイザー氏は会見で、「NAFTAが米国に巨額の貿易赤字をもたらした」とあらためて不満を表明。米側の新提案を念頭に「赤字解消に関する進展に対し、両国から抵抗があった」と批判した。

 カナダのフリーランド外相は「米国の新たな提案は、何万人もの雇用と国際競争力を奪う」と指摘。メキシコのグアハルド経済相も「われわれにも限度がある」と述べ、三カ国間の深い溝があらわになった。

 

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