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【経済】

豪州の車工場ゼロに トヨタに続きGMも終了

オーストラリア南オーストラリア州にある自動車ホールデンの組立工場(ホールデン提供、AP・共同)

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 【シドニー=共同】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)系のオーストラリアのホールデンは二十日、同国にある唯一の自動車組立工場、南オーストラリア州のエリザベス工場での生産を終えた。トヨタ自動車は今月三日にビクトリア州メルボルンにある現地法人の工場を閉鎖しており、これによりオーストラリアで自動車を生産するメーカーは消滅した。

 オーストラリアでの人件費高騰や為替の豪ドル高傾向を背景に、輸入車に対するコスト競争が厳しくなったのが要因。さらに同国政府がタイや米国、韓国などと自由貿易協定(FTA)、日本と経済連携協定(EPA)をそれぞれ結び、関税撤廃の動きが広がったことで完成車の輸入が急増したのも響いた。米フォード・モーターも既に現地生産から撤退した。

 オーストラリアのターンブル首相は二十日に出演したラジオ番組で「一時代の終わりであり、非常に悲しく思う」と述べた。

 労働組合関係者によると、現地生産メーカーの完全撤退でエリザベス工場に勤務する約九百五十人のほか、関連業界を含めて最大で計約五万人に影響が出るとみられる。

 

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