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【経済】

国交省、日産立ち入りへ 検査体制 生産再開前に検証

 国土交通省は二十日、国の規則に反して新車の無資格検査をしていた日産自動車に対し、車両生産を再開する前に立ち入り検査をする方針を固めた。日産は問題公表後も無資格検査を続けたとして国内向け生産を停止した。

 国交省は完成検査が確実にできる体制なのか入念に確認する必要があると判断した。

 国の規則では完成検査の工程を変更した場合は遅延なく届け出るよう定めているが、日産は十九日の記者会見で、工程を変更したのに届け出なかったとも説明した。

 無資格者が検査をしていたことに加え、この規則にも抵触した疑いが出ており、国交省は法令違反に当たるか精査する方針だ。

 日産は再発防止策として、最終検査のスペースを独立させ、正規検査員しか入れないように管理を厳重にする計画。国交省は立ち入り検査などを通じて、こうした仕組みの実効性を検証する。

 日産は工場の検査体制を改める作業を進めており、二週間程度かかる見通し。国交省はこの作業が終わった段階で立ち入り検査をする考えだ。日産の対策が不十分と判断されれば、生産再開が遅れる可能性もある。

 新たに違反の疑いが出ているのは、メーカーが新型車を生産・販売する際に国交相から指定を受ければ、生産した車一台ごとの国の検査が省略される制度のルールを定めた「自動車型式指定規則」。国交省は制度を揺るがす事態だとして厳しく対応する。

 

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