東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

スバルも無資格検査 群馬2工場で30年以上

無資格の従業員に完成車の検査をさせていたことが分かったスバル群馬製作所の矢島工場(手前)と本工場(奥)=27日午前10時23分、群馬県太田市で、本社ヘリ「おおづる」から(木口慎子撮影)

写真

 SUBARU(スバル)が群馬県の二工場で、社内で認定していない資格のない従業員に、出荷前の完成車の検査をさせていたことが二十七日、分かった。日産自動車が無資格者に検査をさせていた問題を受け、国土交通省から指示を受けて行った社内調査で見つかった。無資格検査は三十年以上前から行われていたという。

 無資格検査が発覚したのは、日産に続いて二社目。相次ぐ不正に、日本の自動車メーカーの管理体制が問われる事態となった。現在はメーカー任せとなっている検査制度の在り方も、今後議論になりそうだ。

 関係者によると、無資格者が検査に関わっていたのは、群馬製作所(群馬県太田市)の本工場と矢島工場。ワゴンの「レヴォーグ」や小型車の「インプレッサ」など主力車を生産している。

 スバルでは座学と実習の研修を受けた上で、社内の筆記試験に合格した従業員を検査員として認定している。自動車整備士の資格があるかどうかなどで期間は異なるが、二〜六カ月かけて養成しており、現在、約二百五十人の検査員がいる。関係者によると、研修を終えて筆記試験を受ける直前の従業員について、一定の知識と技能を備えているととらえ、社内で手続きを取った上で一部の検査をさせていた。

 スバルは近く、国交省に調査結果を報告し、リコール(無料の回収・修理)を実施するかどうか判断する。日産は無資格者が検査に関わった車のうち、購入してから一度も車検を受けていない約百二十万台のリコールを届け出ている。

     ◇

 スバル首脳は二十七日、報道陣の取材に「研修は受けているが、資格を持たない人にさせていた。三十年以上前から伝統的に同じやり方でやっていた」と述べ、無資格検査が常態化していたことを認めた。

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報