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【経済】

FRB議長 パウエル氏指名へ 景気重視、混乱も回避

パウエル氏=ロイター・共同

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 【ワシントン=共同】米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に、パウエルFRB理事(64)が昇格する方向になった。ゆっくりとしたペースで金利を引き上げていくイエレン現議長(71)の方針を引き継ぐ公算が大きいだけに、トランプ大統領は景気重視で人選したようだ。懸念された金融市場の混乱も避けられる見通しだ。トランプ氏は十一月二日に人事を発表するとみられる。パウエル氏の昇格は米主要メディアが三十日、一斉に報じた。

 トランプ氏はイエレン氏の再任も検討していた。ただ、オバマ前大統領の指名を受けて議長に就任したなど野党民主党の色が濃いことが、イエレン氏の「不利な材料」(トランプ氏)。上院で過半数を握る与党共和党が再任を承認するかどうか不透明感もあり、見送ることにしたようだ。

 ペンス副大統領や共和党の保守派は、現在のFRBに批判的な元財務次官のテイラー氏(70)の起用を求めていた。しかし「利上げがやや後手に回っている」とみるテイラー氏が議長になれば、利上げのペースが速まり、好調な米経済に冷や水を浴びせる恐れがあった。

 議長選考に携わってきたムニューシン財務長官はパウエル氏を推していた。景気に好都合な低金利政策に理解があり、議長交代による新鮮さも印象づけられる−。そんな思惑もあって、トランプ氏はパウエル氏を指名する方針を固めたようだ。

 

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