東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

<変わる東京2020>グーグル、9年ぶり渋谷に帰還 日本法人本社移転へ

クレーンがのり、建設中の渋谷ストリーム(右側の白い建物)。首都高を挟んで左側(北側)に東急渋谷駅がある=17日、東京都渋谷区で

写真

 米グーグルは十七日、二〇一九年後半に日本法人の本社を東京都渋谷区の渋谷駅近くで東急グループが建設中の商業・オフィスビル「渋谷ストリーム」に移転すると発表した。渋谷は、米グーグルが創業三年目だった〇一年に初の海外拠点を設けた地。手狭になり一〇年に港区の六本木ヒルズに移ったが、九年ぶりに戻る。

 来日中のルース・ポラット最高財務責任者(CFO)が記者会見し明らかにした。日本法人の広報担当者は、移転の理由について「日本での長期的な成長と事業拡大を支えるため」と説明。人員増に備える狙いがあるとみられる。六本木ヒルズの賃貸契約の更改時期なども影響したもようだ。

 渋谷ストリームは、地下化した東急東横線の渋谷駅と南側の線路の跡地に建設中。地下四階、地上三十五階建てのうち、ホテルや飲食店などを除くオフィス部分十四〜三十五階すべてをグーグルが占める。現在の日本法人の社員千三百人の二倍以上の収容力があるという。

 渋谷は一九九〇年代にIT関連のベンチャー企業が集まり、米シリコンバレーに倣って「ビット(渋い)バレー(谷)」と呼ばれた。しかし大型のオフィスビルがなく、グーグル日本法人やLINE(ライン)など成長した企業は転居を余儀なくされていた。渋谷駅周辺に多くの不動産を持つ東急グループは危機感を強め、巻き返すため再開発を進めている。

 グーグルの「里帰り」は東急グループにとっても願ったりかなったり。ルース氏の会見には東急電鉄の野本弘文社長も駆けつけ、「渋谷は独自の文化をたくさんつくってきた成長する街だが、グーグルが戻ることで、さらに新しい流れを生み出してくれると思う」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報