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【経済】

三菱マテリアル子会社 安全軽視、公表も遅れ

 神戸製鋼所に続き、三菱マテリアルの子会社でも検査データの改ざんが発覚した。いずれも多様な素材を手掛けており、航空や自動車といった高度な安全性が求められる分野で不正に手を染めた。公表の遅れも共通している。日本の大企業で相次ぐ安全軽視の姿勢に、国際社会の視線は厳しさを増しそうだ。

 三菱電線工業は今年二月に水漏れなどを防ぐシール材でデータ改ざんを把握しながら、対象製品の出荷を止めたのは十月二十三日と不自然な経緯が際立ち、親会社の三菱マテリアルへの報告は、さらに二日後。二年半ほどで約二億七千万個もの規格外品が二百二十九社に納入された可能性があり、このうち航空・宇宙分野の顧客が七十社を占める。

 三菱伸銅も十月十六日には、主に自動車向けの銅製品で不正を把握していた。三菱アルミニウムは「不適合品の出荷があった」としか説明せず、三社とも神戸製鋼と同様に具体的な納入先を伏せたままで、一般消費者の不安を招きかねない。

 

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