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【経済】

英国のEU離脱交渉 「手切れ金」大筋合意

 【ロンドン=阿部伸哉】英国の欧州連合(EU)離脱交渉で、英国の未払い分担金などを清算する「手切れ金」問題を巡り、デーリー・テレグラフ紙など複数の英紙(電子版)は二十八日、両者が大筋で合意したと報じた。「手切れ金」は交渉で最初の難関とされており、この問題で合意できれば交渉が大きく前進する可能性がある。

 報道によると、英国がEUの要求する支払い義務のほとんどをのむ形で合意。ただ英世論を刺激しないように、両者はあえて金額の確定を避ける見込みだ。

 テレグラフ紙による支払額推計は、四百五十億〜五百五十億ユーロ(約五兆九千億〜七兆二千億円)に上る。これまで英政府は二百億ユーロ程度の支払いを示唆し、EUが六百億ユーロ程度を要求していたとみられる。

 メイ英首相は十二月四日にEUのユンケル欧州委員長、バルニエ首席交渉官と会談。十四、十五の両日に開かれるEU首脳会議で、英国が求める通商協議の開始に同意してもらえるよう働き掛ける。

 ただEUは「手切れ金」のほか、英国に住むEU市民の法的保護と、陸続きの英国とアイルランドとの適正な国境管理も重視。これら三つの問題で「十分な進展」があった場合に通商交渉に進むとしている。特にアイルランドは国境問題で「英国から詳しい提案がない」と不満を募らせている。

 

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