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【経済】

東レ子会社不正 榊原氏、在任中「知らず」

記者団の質問に答える経団連の榊原定征会長=29日、東京・霞が関の財務省で

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 東レ子会社が製品検査データを改ざんしていた問題で、同社で社長と会長を歴任した経団連の榊原定征(さだゆき)会長(東レ相談役)は二十九日、東京都内で記者団に対し「自分の膝元でこういう事態が発生したことを重く受け止めている。ざんきに堪えない」と述べた。社長、会長の在任期間と改ざんの時期が重なっていることについては「(不正は)承知していなかった」とし、自身の責任について言及しなかった。

 榊原氏は「経団連会長、東レ相談役として心からおわび申し上げる」と陳謝。大手製造業で不正が相次いでいることから「国際的信用や国民の信頼に影響しかねない重大な事態。経団連として会員企業に法令順守や企業倫理、品質管理の徹底を強く呼び掛けたい」との考えを示した。

 さらに、改ざんの発表時期について「発覚した時点で公表するのが原則」と述べたものの、東レが一年超も問題を発表してこなかったことについては「顧客対応に全力を尽くすという経営判断があったのだろう」と東レを弁護する発言もあった。

 榊原氏は二〇〇二年六月から一五年六月まで社長と会長を歴任。東レ子会社での不正は〇八年四月から一六年七月まで行われた。

 

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