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【経済】

大飯と玄海 再稼働延期 神鋼改ざんで調査、2カ月

関西電力大飯原発の3号機(手前)と4号機=福井県おおい町で

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 関西電力と九州電力は三十日、大飯原発3、4号機(福井県)と玄海原発3、4号機(佐賀県)の再稼働をそれぞれ二カ月延期すると発表した。神戸製鋼所の製品データ改ざん問題を受け、原発の関連機器に使われる部品の調査に時間がかかることが原因。関電が再稼働後に実施する電気料金の値下げ時期もずれ込む見通しとなった。

 大飯3、4号機の再稼働は当初予定の来年一月中旬と三月中旬から、来年三月中旬と五月中旬に遅れる。玄海3、4号機も来年一月と三月から来年三月と五月にそれぞれ延期される。二社は計画変更を三十日午後、原子力規制委員会に届け出た。

 新規制基準に対応するために設けた新たな設備に、神戸製鋼製のアルミ板や銅管などが使われており、それらの安全性を確認する。原子炉格納容器など重要部に関しては既に二社とも調査を終え、安全性に問題が無いことを確認している。

 再稼働の遅れは経営に影を落とす。関電は大飯3、4号機の本格運転後に電気料金を抜本値下げし、新電力との競争で優位に立つ考えだったが、来春の値下げは難しい情勢になった。九電も再稼働による収益改善が遅れることになる。電力の供給には大きな影響はないとみられる。延期に伴う神戸製鋼への損害賠償請求に関し、関電は「弁護士とも相談しながら慎重に検討している」とコメントした。

 

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