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【経済】

18年春闘 ベア「2%程度」要求 連合会長「賃上げは常識」

連合の中央委員会であいさつする神津里季生会長=5日午前、東京都江東区で

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 連合は五日、東京都内で中央委員会を開き、二〇一八年春闘でベースアップ(ベア)を要求するとの方針を正式決定した。要求水準は月給の「2%程度を基準」とし、定期昇給(定昇)相当分と合わせ4%程度の賃上げを求める。経団連も安倍晋三首相の要請に応じ、3%程度の賃上げを呼び掛ける考え。労使の方針が出そろったが、ベアには慎重な企業も多いとみられ厳しい交渉が予想される。

 一八年春闘は、同年一月ごろに予定される連合と経団連のトップ会談を皮切りに交渉が始まり、三月に大手の回答が集中するヤマ場を迎える。連合のベア要求は五年連続となるが、一七年春闘で獲得した賃上げ額は前年に比べ微減で、勢いにかげりが見えている。

 神津里季生(こうづりきお)会長は中央委の冒頭あいさつで「『賃金は上がるものだ』という常識を取り戻すことが重要だ」と述べ、ベア実現に意欲を示した。神津氏はあいさつの後に報道陣の取材に、首相の賃上げ要請について「あくまでも労使交渉によってしか結果は得られず、抵抗感がある」と話した。

 連合の方針によると、一時金ではなく月給引き上げを重視する「底上げ」や、大手と中小、正社員と非正規労働者の「格差是正」が柱。中小労組では、定期昇給や大手との格差是正分を含め一万五百円を目安とする。長時間労働の是正や、「同一労働同一賃金」の実現に向けた正社員と非正規の不合理な待遇格差の改善も求める。

 連合は一四年春闘で、〇九年以来となる「月給の1%以上」のベアを要求。一五年は「2%以上」、一六年からは「2%程度」を要求水準としてきた。

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