東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

太平洋クロマグロ新規制決定 熱帯カツオ一部緩和

写真

 【マニラ=共同】フィリピン・マニラで開かれていた中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の年次会合は八日、閉幕した。太平洋クロマグロ漁獲枠を資源の回復見通しに応じて増減させる新規制を承認し、導入が正式に決まった。一方、熱帯海域でのカツオ漁獲規制は二〇一八年に一部緩和することになり、強化を唱えた日本の意見はほとんど通らなかった。

 日本にとってクロマグロ規制を柔軟にする進展があった半面、近海での不漁の原因とみてカツオ巻き網漁の抑制を求めた点では熱帯域の島国をはじめ、他の全ての国から反対された。水産資源の争奪戦が続く中、国際協調を主導する難しさが改めて浮かび上がった。

 斎藤健農相は八日の閣議後記者会見で、太平洋クロマグロの新規制が承認されたことに関し「大きな前進だ」と評価。国内の資源管理について「しっかり主導する。定置網などいろいろ難しい状況があるので検討を深めていく」と述べた。

 クロマグロ新規制は、下部組織の北小委員会で合意していた内容。一四年に約一万七千トンまで減った親魚の資源量を二四年までに約四万一千トンに戻す目標を巡り、この達成確率が75%を超えると枠の拡大を検討でき、60%を下回れば枠を減らす。一八年の資源調査から新ルールに移行し、回復が順調であれば一九年にも枠が拡大する。三四年までに親魚を約十三万トンに増やす新目標も決まった。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報