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【経済】

夢の国、話題創出で生き残りへ 東京ディズニーリゾートに新施設

 東京ディズニーリゾートでディズニーランド、ディズニーシーに続く新施設の開発が動きだした。少子化で来園者の先細りが予想されるほか、国内外の人気施設との集客競争が激しくなっており、新たな一手で話題を創出、生き残りを目指す。

▽成長の切り札

 今年もディズニーリゾートが一年で最も華やぐクリスマスシーズンがやってきた。ディズニーランドの入園ゲートをくぐると、サンタクロース姿のミッキーマウスが出迎えてくれる。土産物店が並ぶ「ワールドバザール」には高さ約十五メートルの巨大ツリーがそびえ立ち、園内はすでにクリスマスムード一色だ。

 四〜九月のディズニーランドとシーの合計入園者は、四年ぶりに前年同期を上回った。好天が多い十二月は入園制限が出される日もあり、足元は好調のようだ。「唯一の心配は天候だけ」。過去最高益を更新した二〇一七年九月中間連結決算の記者会見で、横田明宜取締役は下半期の不安要素を聞かれ余裕を見せた。

 しかし中長期的にみると、業界を取り巻く環境は厳しい。少子化で、いずれ入園者が頭打ちになるのは避けられない。飽きられた瞬間、客が離れるシビアな業界だ。ディズニーランドは開業から三十四年。ディズニーシーも十六年がたつ。

 香港や上海にもディズニーランドができ、国境を越えて競争が過熱。集客力の維持には常に新陳代謝が欠かせない。入園料はすでに値上げを繰り返しており、引き上げ余地は少ない。新施設は事業の新たな成長の切り札となる。

▽飛び交う臆測

 運営会社のオリエンタルランドは現時点で新施設のコンセプトを明らかにしていないが、ファンの間では早くも臆測が飛び交う。大ヒット映画「アナと雪の女王」をテーマにしたエリアを期待する声が多い。「ランド(陸)」「シー(海)」の流れから「スカイ(空)」を連想する向きもあるが、現時点でその可能性は高くなさそうだ。

 関係者によると、建設予定地は現在の駐車場の敷地とその隣接地。新施設が加わるとパークは三割程度広がるもようで、二〇年代前半に着工の見通しだ。海の埋め立ては行わないとみられる。

 

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