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【経済】

ゆうパック 配送現場苦境 ヤマト値上げ影響 荷物増で一部遅配

 年末の宅配便繁忙期を迎え、日本郵便の「ゆうパック」の配送現場が苦境に陥っている。インターネット通販の拡大を背景に荷物が増加。現場では負担感が高まり、一部で遅配などの問題を招いているとの指摘がある。

 最大手のヤマト運輸が十月に個人向け基本運賃を値上げするなどして、数量を抑えていることも荷物が集まる要因だ。日本郵便も値上げするが、時期は遅く来年三月を予定している。

 日本郵便によると、ゆうパックの十二月の荷物量は前年同月と比べ二割弱の増加で推移。「苦しいのは否定できず、一部で数十分の遅れはあるが、全国的に遅れる状態ではない」(広報)と説明している。

 ただ、従業員らが加入する労働組合の幹部は「午前指定の荷物の配送が午後になり、顧客からクレームが入る事態も起きている」と証言する。

 労組幹部によると、宅配大手の間で配送を委託する業者の奪い合いも激化している。業者が他社に引き抜かれた結果、従業員の仕事が増えるなどしわ寄せが及ぶケースもあるという。

 日本郵便は年末の繁忙対策として、ゆうパックの当日再配達受け付けの締め切り時刻を一部の郵便局で繰り上げたほか、労働力を確保するため人材派遣会社の活用を強化した。大量に荷物を出す顧客には、繁忙度が高くない時間帯に持ち込むよう調整してもらうといった対応も進めている。

 

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