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【経済】

神戸製鋼改ざん 不正認識で3役員更迭

記者会見する神戸製鋼所の梅原尚人副社長=21日午後、東京都千代田区で

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 神戸製鋼所は二十一日、製品検査データの改ざんについて、アルミ・銅事業部門の役員三人が不正行為の一部を認識していたとして同日付で更迭した。一方、弁護士らでつくる外部調査委員会の調査は遅れているとして、年内の取りまとめを断念した。 (木村留美)

 更迭されたのは、問題の製品を製造していた大安工場(現大安製造所)=三重県いなべ市=の工場長を務めるなどしていた常務執行役員二人と、執行役員一人。不正行為を知りながら上司や取締役会に報告しなかったとして、各担当業務から外れてアルミ・銅事業部門付とした。

 記者会見した梅原尚人副社長は三人について「あくまで認識していただけ」とし、不正を具体的に指示をすることはなかったと強調。組織ぐるみだったかどうかを問われると「そうではない」と答えた。川崎博也会長兼社長を含めた処分についても「(調査委の)最終報告を踏まえ判断したい」と述べるにとどめた。

 一方、外部調査委の作業完了は来年二月末ごろにずれ込む見通し。調査委がグループの七十九拠点で行われた自主点検を検証したところ、約七割の拠点で不十分な点があったと判断したため。本社が示した自主点検のガイドラインで省略するよう指示があった項目も、調査委は点検を求めているという。

 神戸製鋼は十一月十日にまとめた社内での調査報告書で不正の背景に収益に固執する経営の体質などがあったことを指摘した。しかし、社内調査に対して幹部社員らが不正を隠す問題も起きたため、最終的な報告書の取りまとめを外部調査委に委ねている。

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