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【経済】

年金支給額、据え置き

 二〇一八年度に支給される年金額は現在の水準で据え置かれる見通しであることが二十二日、分かった。一八年度予算案編成に合わせ、厚生労働省が明らかにした。年金から天引きされる介護保険料は、一八年四月から介護サービス事業所への報酬が0・54%引き上げられる影響で上昇が予想される。年金だけで暮らす高齢者の家計は少し苦しくなりそうだ。

 物価は上昇しているが、年金額改定の指標の一つである過去三年度分の賃金が平均でマイナスとなるため、ルールに基づき現在の水準を維持する。

 据え置きだと一八年四月分(受け取りは六月)の年金額は、自営業者らが対象の国民年金で四十年間保険料を納め続けた満額の人の場合、月六万四千九百四十一円。会社員らが加入する厚生年金は、標準的な夫婦世帯で月二十二万一千二百七十七円が支給される。

 年金制度には、少子高齢化に合わせて支給水準の伸びを抑える「マクロ経済スライド」と呼ばれる仕組みがあるが、一八年度は発動されない。今回引き下げない分については、昨年の法改正で導入された繰り越し措置が初めて実施され、一九年度以降の景気回復時にまとめて反映する。

 マクロ経済スライドはデフレ下では実施しないルール。デフレが続き現在の高齢者の年金額が高止まりし、将来世代の支給水準が想定以上に低くなってしまう問題が生じていた。このため、昨年の法改正で、繰り越しの仕組みを設けた。引き下げ率は1%弱で、その分は今後、大きく景気回復した年のマイナス幅に上乗せされることになる。

 

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