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【経済】

ミサイル計画 グアムに影 北朝鮮表明で邦人客38%減

米領グアムのビーチ=8月(共同)

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 北朝鮮が米領グアム周辺への弾道ミサイル発射計画を八月に表明した影響で、グアムへの旅行者が激減している。米航空大手が相次いで日本とグアムを結ぶ路線の廃止を決めており、旅行者減に追い打ちを掛けかねない状況だ。

 グアムは身近なリゾート地として日本人が大勢訪れ、観光業が経済を支えてきた。グアムの観光局によると、二〇一六年に日本から訪れた旅行者は七十四万五千六百九十一人と、百五十三万五千四百十人だった全体の半分を占めた。

 しかし、一七年十月に日本からの旅行者は前年同月比38・0%減の三万四千四百八十九人に落ち込んだ。北朝鮮が計画を表明した八月から三カ月連続の二桁減で、航空関係者は「修学旅行の中止が相次いだのも響いた」と打ち明ける。十月は中国と台湾からの減少率がそれぞれ40%を超え、旅行者全体で7・4%減の十一万三千五百二十六人となった。

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 米デルタ航空は成田空港−グアム線を一八年一月八日の出発便で終え、日本とグアムを結ぶ路線から撤退。デルタは「需要の低下で路線の維持が難しくなった」と話す。

 逆に増便するのは日本航空だ。一日一往復の成田−グアム線を、三月二十五日〜十月二十七日の期間に一日二往復へ増やす。同線の今年十月の搭乗率は前年同月より約二割下落したが、幹部は「デルタの撤退で観光産業が打撃を受けるという地元の声を受け、採算性も考えて増便を決めた。キャンペーンなどを実施しながら需要を創出したい」と強気だ。グアムの観光局は「来島者増加に大きく貢献することを期待している」とコメントした。

 

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