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【経済】

経団連会長に中西氏 日立会長「縦割り弊害訴える」

中西宏明氏

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 経団連は九日、会長・副会長会議を開き、榊原定征(さだゆき)会長(74)の後任に、筆頭副会長で日立製作所会長の中西宏明氏(71)を起用する人事を内定した。日立出身の経団連会長は初めて。五月末の定時総会で正式決定する。任期は二期四年。経団連ナンバー2の審議員会議長は、副会長で野村ホールディングス会長の古賀信行氏(67)が就く。

 中西氏は二〇一〇年に日立社長に就任。川村隆前会長とともに、高速鉄道をはじめとした社会インフラ関連に事業を集中させることで業績を回復させた経営手腕が評価された。

 一四年六月に経団連副会長に就き、ITなどの得意分野を生かして情報通信委員会の委員長などを歴任。安倍晋三政権では「未来投資会議」の民間議員を務めるなど政権に近く、次期会長の有力候補として早くから本命視されていた。

 中西氏は報道陣の取材に対し「グローバル化やデジタル化の波が押し寄せる中、縦割り行政の弊害を直さなくては日本は他国から大きく遅れてしまう。政府に経団連の意見をはっきり主張していく」と話した。榊原会長は同日の記者会見で中西氏の選任理由を「日立は(あらゆるモノがネットにつながる)IoTやITなどの先端技術を世界的に展開しようとしている。日本の産業がこれから進むべき方向を先導する経営者だ」と説明した。

<中西 宏明氏(なかにし・ひろあき)> 東大工卒、米スタンフォード大院修了。70年日立製作所。副社長を経て10年社長、14年4月から会長。横浜市出身。

 

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