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【経済】

三菱マテ系 新たな不正 3社、改ざん 昨秋調査で見逃す

会見で頭を下げる三菱マテリアルの竹内章社長(右から2人目)ら=8日午後、東京都文京区で

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 三菱マテリアルは八日、子会社三社が製品の検査データを改ざんしていたと発表した。これにより不正が判明した子会社は計五社に増えた。昨年十二月に三菱マテは別の子会社の不正を検証した特別調査委員会の報告書を発表し、担当役員を更迭したばかりだった。

 三菱マテは、昨年十一月に書面で子会社に不正がないかを調査していたが見逃した。東京都内で開いた記者会見で竹内章社長は「関係者に多大な迷惑をかけ、深くおわびする」と陳謝。一方で対応が後手に回ったことについては「その時々において適切な判断をしたつもりだ」と述べた。

 新たに不正が発覚した三社は、ともにアルミニウム製品を手掛ける三菱アルミニウム(東京)、立花金属工業(大阪市)と自動車部品を製造するダイヤメット(新潟市)。顧客が求める規格から外れた製品のデータを書き換えるなどしていた。

 三菱アルミは自社の富士製作所(静岡県裾野市)から不正な製品を百十五社に、立花金属は養老工場(岐阜県養老町)から三百七社にそれぞれ出荷していた。三菱アルミと立花金属は「過去に起こした別の品質不正問題の対策を取った」との理由で昨年十一月の社内調査の対象から外れていた。両社から自発的な不正の申告はなく、昨年末から一月にかけての内部監査で判明。三菱マテは「現時点で安全性に疑いは生じていない」と説明した。

 一方、ダイヤメットは社内調査で「製造現場から情報が上がらなかった」(同社)として不正を報告しなかったが、一月二十四日にあった内部告発をきっかけに発覚。同社は自動車の変速機などに使われる部品について不正な製品を七十三社に出荷しており、安全性を検証している。

 

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