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【経済】

東芝、3年ぶり統一交渉へ 債務超過解消 「組合員に報いたい」

 二〇一八年春闘で、東芝労働組合は電機各社の労組でつくる「電機連合」の統一交渉に、復帰する方針を固めた。経営難で一六年から離脱していたが、復帰は三年ぶりとなる。一方、シャープ労組は業績回復を追い風に六年ぶりの復帰を目指すが、現在も協議中だ。

 電機連合は通常、東芝とシャープを含む大手の十三組合が結束して賃上げを経営側に求める。今春闘では十五日までに、各労組が一律に三千円以上の基本給の底上げを要求する。

 不正会計などで経営危機に陥った東芝は、三月末までに債務超過を解消できる見込み。東芝労組の担当者は「頑張っている組合員に報いたい」と話した。

 統一交渉では各社一律の回答額を引き出そうとするため、応じる経営側の理解も必須。電機連合の野中孝泰中央執行委員長は「士気を高め、新しい東芝の再生につなげようと労使で決断したのだろう」と話す。

 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下に入ったシャープは、経営難となった一三年以降、統一交渉から離脱。業績はV字回復しているが、復帰は「決まってはいない」(シャープ労組)という。

 背景には、鴻海出身の戴正呉社長が掲げる実力主義の賃金体系がありそうだ。電機連合の幹部は「外国にも労使交渉はあるが、要求や回答の額を統一する価値観を外国人の経営者が理解するには時間がかかる」と指摘した。 (妹尾聡太)

 

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