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【経済】

「佐川長官は辞任すべき」 国税庁や税務署でデモ

国税庁前で訴える大勢の参加者たち=16日、東京・霞が関で

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 学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐり、国会で交渉記録を「廃棄した」と答弁した佐川宣寿国税庁長官の罷免を求めるデモが十六日、東京・霞が関の国税庁周辺であった。二〇一七年分の所得税の確定申告初日に合わせ市民団体「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が主催。千百人(主催者発表)が納税者の怒りを国税庁に伝えた。 (白山泉、桐山純平)

 発起人の醍醐聡東大名誉教授(会計学)は「(佐川氏は)安倍さんにとっては『適材適所』かもしれないが、国民を裏切った長官。一日も早く辞めるべきだ」と声を上げた。関係者によるとデモは札幌、名古屋、福岡など十一都市の国税局や税務署前でもあった。

 市民の会は昨年、佐川氏の罷免を求める署名活動を行い、個人事業主や経営者からの怒りの声が多く集まった。このため確定申告の初日に合わせてのデモの実施を決めた。

 参加した東京都葛飾区の主婦多賀野有紗さん(33)は「文書があるのに『ない』と言い続けた佐川氏の出世には納得いかない。国会で説明できないのなら辞めてほしい」。千葉県松戸市の主婦浅野依子さん(67)は「佐川氏をかばい続ける安倍首相の責任も大きい」と政権への怒りを語った。

 佐川氏は昨年の国会で森友学園との交渉記録を「廃棄した」と繰り返し答弁したが、今年に入り財務省は近畿財務局の内部文書を新たに公表。麻生太郎財務相は十三日の衆院予算委員会で「(文書は)法律相談であって面会記録ではない」「面会記録(の保存期間は)は一年」と述べ、佐川氏の国会答弁に誤りはないとあらためて主張した。

 しかし、デモに参加した中野区の会社経営者の男性(45)は「何億円ものお金(の値引き)にかかわる交渉記録を一年で破棄するのはおかしい」と話し、答弁内容への疑念を口にした。市民の会は三月三日午後一時半から再度国税庁周辺でデモを行う予定。

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