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【経済】

米、来月の利上げに意欲 FRB議長証言 安定成長へ「最善」

パウエル議長=AP・共同

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 【ワシントン=共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は二十七日、議会下院の金融委員会で証言した。パウエル氏は「景気の見通しは強い」と自信を表明。米経済の安定成長には「政策金利を段階的にさらに引き上げるのが最善策だ」と指摘し、三月の追加利上げに強い意欲を示した。

 パウエル氏は二月五日に議長に就任した。初の議会証言で追加利上げへの積極的な姿勢を鮮明にしたことで、三月二十、二十一日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定を市場関係者は確実視しそうだ。

 パウエル氏は景気の現状を「堅調に拡大している」と評価。これまでは世界経済の低迷などが「逆風」だったが、トランプ政権による巨額減税や歳出拡大、外需の持ち直しで経済環境は「追い風に変わった」と指摘した。その上で、段階的な利上げは「景気過熱の防止と物価安定のために、今後数年間の金融政策として適切だ」と強調した。

 金融政策の鍵を握る物価動向に関しては、上昇率が目標の年2%を割り込んでいるのは「一時的な要因による」と説明。「今年は上昇し、中期的に年2%前後で安定するだろう」と予測した。個人消費の動向を左右する労働者の賃金も上昇ペースが加速すると見込んだ。

 株価が急落した市場の動きについては「最近の急変動にもかかわらず、金融環境は緩和的なままだ」とし、経済への悪影響はないとの見解を示した。

 

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