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【経済】

大雪で物流・生産停滞 1月の鉱工業生産 大震災以来の下げ

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 経済産業省が二十八日発表した一月の鉱工業生産指数速報(二〇一〇年=一〇〇、季節調整済み)は九九・五となり、前月より6・6%低下した。マイナスは四カ月ぶりで、低下幅は東日本大震災が起きた一一年三月(16・5%の低下)以来の大きさ。一月に首都圏などで降った大雪により、物流が滞ったことが企業の生産の停滞に影響した。

 経産省は生産の基調判断を「持ち直している」から「緩やかな持ち直し」に引き下げた。引き下げは二年五カ月ぶり。

 業種別では十五業種すべてで生産が減少した。特に乗用車や自動車部品などを含む輸送機械工業の落ち込みが大きかった。米国の新車販売の不振の影響を受けたことに加え、大雪のために自動車各社が工場の操業を一時停止したことも一因になった。一月の全国百貨店売上高も前年同月比1・2%減(既存店ベース)となるなど、大雪が国内の経済活動に打撃を与えた。

 生産の先行きについて経産省は二月が前月比9・0%上昇、三月は2・7%の低下を予測。みずほ証券の末広徹氏は「これまで好調だったスマートフォン向け電子部品の生産も鈍る可能性が高く、生産に力強さが戻ることは見通しにくい」と指摘した。(桐山純平)

 

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