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【経済】

輸入制限、経産相が米に除外求める 貿易相会合 EUへ慎重姿勢要求

 【ブリュッセル=共同】世耕弘成経済産業相は十日、トランプ米大統領が発動を決めた鉄鋼とアルミニウムの輸入制限について、米国に対して遺憾の意を伝え、日本の適用除外を強く求めた。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とベルギー・ブリュッセルで会談し、その後の記者会見で明らかにした。

 世耕氏は、ライトハイザー氏に対して「同盟国である日本からの鉄鋼やアルミの輸出は米国の安全保障に悪影響を与えないし、米国の産業や雇用に多大な貢献をしている」と強調した。多角的貿易システムにも打撃を与え、世界の鉄鋼、アルミ市場を混乱させると懸念を伝えた。

 世耕氏は会見で、ライトハイザー氏から日程や手続きの説明があったと明らかにした。要請に関する具体的な回答はなかったという。

 これとは別に、世耕氏は欧州連合(EU)のマルムストローム欧州委員(通商担当)とも会談。米国が輸入制限に踏み切った場合にEUが報復関税を課すと表明していることに関して「対抗措置の応酬はどの国の利益にもならない」と指摘。「大局を見失わないよう冷静に行動すべきだ」と慎重な対応を求めた。

 また、世界貿易機関(WTO)ルールに基づいて協議を促し、貿易戦争の回避を呼び掛けた。

 日米とEUは十日、日米欧貿易担当相会合を開催した。世耕氏は、第三国の貿易歪曲(わいきょく)的措置に対して、WTOに三者による共同提訴を検討していることを明らかにした。米輸入規制の前提となる中国の過剰生産問題を念頭に置いているとみられる。公的補助金へのルール強化といった議論も進めていくなど、日米欧で連携を進めることを確認した。

 

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