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【経済】

米韓FTA 再交渉合意 韓国、鉄鋼輸出を抑制

 【ソウル=共同】韓国産業通商資源省は二十六日、米国と進めてきた米韓自由貿易協定(FTA)の再交渉が大筋合意に至ったと発表した。対象分野を大幅に絞り、長期化を避けたと強調した。米国が発動した鉄鋼などの輸入制限の対象国から、韓国を除外することで合意したことも明らかにした。

 トランプ米政権は貿易赤字削減のため、輸入制限をかざして各国に譲歩を迫っており、これが奏功した形だ。米韓FTAの大筋合意を足掛かりに、日本にもFTAの締結を要求する圧力を強める可能性がある。

 大筋合意は米側が韓国製自動車の一部車種への関税撤廃の時期を遅らせる一方、韓国側は農産物への追加の市場開放を抑えるのが柱となる。鉄鋼分野では韓国から米国への輸出量を年平均の七割に制限する。

 産業通商資源省によると、米側が韓国製ピックアップトラックに課している関税の撤廃時期を、従来の米韓FTAの二〇二一年から四一年へ延長。米国の安全基準を満たせば韓国に輸入できる米国製自動車も、メーカー当たり五万台へ倍増させる。

 協定の再交渉は、トランプ大統領が韓国との間に貿易不均衡があるとする不満に基づき、今年一月に始まった。

<米韓自由貿易協定(FTA)> 米国と韓国が結んでいる通商協定。2012年3月に発効し、自動車をはじめとする工業製品や農産物などを対象に、輸入品にかかる関税を段階的に撤廃することを盛り込んだ。トランプ米大統領は、協定発効後に対韓貿易赤字が膨らんだと批判して再交渉を要求。難色を示す韓国に協定破棄をちらつかせて協議に持ち込んだ。今年1月に再交渉を始めていた。 (共同)

 

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