東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

三菱マテ改ざん 子会社前社長、隠蔽指示 77年ごろからの可能性

 三菱マテリアルは二十八日、製品データの改ざん問題を巡るグループ全体の最終報告書を発表した。不正は昨年までの社内調査で発覚したが、子会社の前社長が資料の隠蔽(いんぺい)を指示し、製品の出荷を続けた。改ざんは一九七七年ごろからあった可能性があるという。三菱マテリアルの竹内章社長は経営責任を明確にするため役員報酬を返上するが、東京都内で開いた記者会見では引責辞任を否定した。

 最終報告は、社内調査を経て今年二月になって不正を公表したグループの三菱アルミニウム(東京)や立花金属工業(大阪市)、ダイヤメット(新潟市)に関して特別調査委員会が原因などを調べ、いずれも納期のプレッシャーや規格の順守に対する意識不足があったと指摘した。ダイヤメットでは安竹睦実前社長が不正を隠すよう指示し、不正な製品の出荷も続けていた。

 グループの不正製品の出荷先は重複を除き七百六十二社に上る。

 竹内氏は記者会見で、トップにとどまる理由について、再発防止に向け「私が陣頭指揮を執る」と強調した。同様の改ざん問題で責任を取り辞任を決めた神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長に関しては「対応は承知している」と述べるにとどめた。

 竹内氏と矢尾宏会長は月額報酬の全額を四月から三カ月間、返上する。副社長、専務執行役員の計四人は月額報酬の30%を三カ月間返上する。矢尾氏は経営体制の若返りを理由に四月一日付で相談役に退く。グループ全体の最終報告書の公表は当初二月を予定していたが、不正拡大を受けて三月以降に延期していた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報