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【経済】

中部電・東電が燃料事業 三重に船舶LNG拠点

 中部電力と東京電力は共同出資会社JERA(ジェラ)を通じ、液化天然ガス(LNG)を船舶燃料として供給する事業「LNGバンカリング」に国内で初めて着手する。三重県川越町に拠点を置き、伊勢湾に寄港する貨物船向けに二〇二〇年から供給する。強まる国際的な環境規制を追い風に、船舶燃料で主流を占めていた重油からの切り替えを促す。

 関係者によると、JERAの最初の顧客はトヨタ自動車で、北米への完成車運搬に活用する。LNGは火力発電や都市ガス原料にも使われており、JERAの調達量は世界最大級。自動車メーカー最大手の一角との取引が固まったことで海運での「脱石油」が加速しそうだ。LNGバンカリングは欧州で始まっているが、東アジアでは初めてとなる見通し。計画ではLNGを運ぶ内航船を新造しJERA、豊田通商、日本郵船、川崎汽船で共同保有する。

 日本は世界のLNG流通量で三分の一を占め、国土交通省はLNG基地を活用しながら国内の港をアジア−北米航路の補給拠点にしたい考え。一八年度予算では拠点整備の補助事業が盛り込まれており、中部電などは来月の期限までに補助金を申請する。

 JERAのライバルである東京ガスも東京湾にあるLNG基地を拠点にバンカリングの検討をしている。こうした構想はシンガポールでも進んでおり韓国や中国も検討を急いでいる。

 

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