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【経済】

武田、買収7兆円に増額 欧州大手製薬と最終調整

 武田薬品工業は、アイルランドの製薬大手シャイアーを四百六十億ポンド(約七兆円)で買収する方向で最終調整に入った。武田は二十五日、シャイアー株一株当たりの買い取り価格を四十七ポンドから四十九ポンドに引き上げる新たな提案を発表。最終合意を取り付けるための期限を英国時間二十五日午後五時(日本時間二十六日午前一時)から五月八日まで延長した。実現すれば、日本企業による過去最大の海外企業買収となる。

 ロイター通信は二十四日、武田がシャイアーの買収について、基本合意を二十五日に発表する計画だと報じた。複数の関係者の話としている。武田は二十日時点で約四百三十二億ポンドを投じての全株式取得を提案。今回の引き上げは四回目となる。武田は期限までにシャイアーの資産査定を行い、買収条件の詳細を詰める。シャイアーの取締役会は同社の株主に対し、武田の新たな買収提案を推奨する用意があるとの意向を示した。

 日本企業による海外企業の買収は、ソフトバンクグループが二〇一六年に約二百四十億ポンドで英半導体開発大手アーム(ARM)・ホールディングスを取得した案件が現時点で過去最大。

 武田には、希少疾患の治療薬に強いシャイアーを取り込み、規模拡大を図る欧米の製薬大手に対抗する狙いがある。シャイアーが有力市場の米国で強いことも買収に乗り出した背景にある。一方で、市場では武田の「高値づかみ」を懸念する声が出ている。

 

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