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【経済】

スルメイカ漁獲が最低更新 産卵場所の水温変化の影響

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 農林水産省が二十六日発表した二〇一七年の漁業・養殖業生産統計によると、スルメイカの漁獲量は前年比13%減の六万一千トンにとどまり、記録のある一九五六年以降では二年続けて過去最低を更新した。サケ類とサンマも約半世紀ぶりの不漁だった。このまま好転しなければ値上がり傾向が加速し、食卓に影響しそうだ。

 スルメイカの漁獲量は、これまで最低だった一六年の七万トンを九千トン下回った。主な産卵場所の東シナ海の水温が変化し、成長するイカが減った。日本海の排他的経済水域(EEZ)内での北朝鮮船などによる違法操業が一因との見方もある。

 サケ類は29%減の六万八千トン、サンマは27%減の八万四千トンとなり、いずれも六九年以来の低水準。ともに漁業団体などの統計で不振が明らかになっていたが、国の統計でも裏付けられた。

 漁獲減少で価格は既に上昇傾向だ。漁港にある市場の一七年の平均取引価格は、スルメイカが一キロ当たり前年比二十四円高い五百四十三円、サンマは五十九円高い二百七十二円となった。

 

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