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【経済】

スバル、改ざん引き継ぐ 燃費・排ガス 数値不正903台確認

 SUBARU(スバル)は二十七日、新車の燃費や排ガスの検査データ改ざんに関する調査報告書を公表した。不正は検査員を統括する班長の指示で行われ、現場での組織ぐるみの行為だったと認定した。手口は先輩から後輩に引き継がれていた。データの改ざんは全九車種、九百三台で確認され、二〇〇二年ごろには始まっていた可能性が高いとした。

 吉永泰之社長は東京都内で記者会見し「皆さまに多大なご迷惑とご心配をお掛けし、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。「コンプライアンス(法令順守)上で極めて重大な問題だ。真摯(しんし)に反省する」とも話し、全社一丸で再発防止に取り組む考えを強調した。

 スバルは群馬県太田市の工場で実施していた新車を出荷する前の最終検査で、燃費や排ガスの検査データを改ざんしていた。検査員は測定値が基準内に収まっている場合でも、悪い数値を記載することで自らの技量不足を追及されることを恐れたという。

 改ざんの対象はスポーツタイプ多目的車(SUV)「フォレスター」などのほかトヨタ自動車に供給しているスポーツカー「86(ハチロク)」も含まれる。不正は代々引き継がれていたことから、現在の測定装置が導入される〇二年より前に始まった可能性もある。車両の品質に問題はないとして、リコール(無料の回収・修理)の予定はないと説明した。報告書は、不正は班長と検査員の判断によるもので、課長以上の管理職や経営陣は認識していなかったと断定した。

 

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