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【経済】

ゼロックス 和解失効 富士フイルム派経営陣残留

 【ニューヨーク=共同】富士フイルムホールディングス(HD)による米事務機器大手ゼロックスの買収計画を巡り、買収に反対するゼロックス大株主とゼロックスの和解合意が三日(日本時間四日)失効した。和解に基づき辞任する予定だった買収推進派のゼロックス現経営陣は残留する。ゼロックスが発表した。

 和解合意から二日で白紙に戻る事態となり、富士フイルムHDと買収反対派との争いは混迷を深めている。最終的な決着までには、なお曲折がありそうだ。

 和解は、富士フイルムHDとの買収交渉に当たったゼロックスのジェイコブソン最高経営責任者(CEO)と取締役六人が辞任する内容。代わりに、買収に反対する大株主の米著名投資家カール・アイカーン氏らが推薦する人物が取締役会の過半数を握ることで合意していた。ニューヨークの裁判所が承認すれば効力が生じるはずだったが、富士フイルムHDが認めないよう異議を申し立て、裁判所が期限の三日夜までに判断を示さなかったため失効した。

 富士フイルムHDは四日「裁判所が和解案の成否を留保したのは妥当な判断だ」とのコメントを出した。従来通りの買収計画推進を目指す方針だが、反対派もさらなる対抗策を打ってくるとみられ、買収の成否はなお予断を許さない状況だ。

 

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