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【経済】

麻生氏「はめられた」発言撤回 セクハラ認めた財務省と矛盾

◆衆院委で再び答弁、謝罪なく

 麻生太郎財務相は十一日午前の衆院財務金融委員会で、辞任した福田淳一前財務次官のセクハラ問題を巡り、「(女性にはめられた)可能性は否定できない」と改めて述べた。同日午後の審議で発言を撤回したが、被害を訴えた女性を侮辱するような言動を続けたことに対し、麻生氏の謝罪はなかった。

 午前の委員会で、立憲民主党の尾辻かな子氏の質問に、麻生氏は「(はめられた)可能性があるということはよく言われていることで、事実かもしれないので裁判で決着されると思う」と答弁した。麻生氏は、四月の記者会見でも「はめられて訴えられているんじゃないかとか、いろいろなご意見は世の中にいっぱいある」と語っていた。

 だが、午後の審議では、麻生氏の発言がセクハラを認めた財務省の認識と矛盾することを共産党の宮本徹氏から追及されると、麻生氏は午前中の答弁を撤回した。

 安倍晋三首相は同日のフジテレビ番組で、麻生氏がはめられた可能性が否定できないと発言し、その後撤回したことについて「セクハラはあってはならない。発言はセクハラを受けた人の立場に立って考えなければならないし、言葉には慎重でなければならない」と話した。

 一方、財務省の矢野康治官房長は同日の衆院厚生労働委員会で、被害女性が名乗り出ることが「そんなに苦痛なことなのか」との自身の答弁について、「顔写真付きでほとんど『くそ野郎』という感じで報道されているが、そんなことは申し上げていない」と反論した。 (桐山純平、清水俊介)

 

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