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【経済】

ハイテク交渉 今後難航も 中国、対米輸入増で合意

 【ワシントン=白石亘、北京=中沢穣】米中両国は十八日、貿易問題に関する二回目の協議を終え、中国が米国からの輸入を増やすことで合意した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。ただハイテクなど双方には譲れない分野があり、交渉の先行きは見通しにくい。

 ロイター通信によると米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は「中国は米国産の農産物やエネルギーを購入すると提案してきている」と語った。ただWSJによると、中国は対米貿易黒字を半減させる米国の要求に抵抗。米製品の具体的な購入額など数値目標の設定にも慎重という。

 中国中央テレビは今回の協議に参加した関係者の話として「協議は積極的かつ建設的で多くの成果があった」と伝えた。ただ中国の歩み寄りが難しいとみられるのがハイテク分野だ。

 中国はロボットなどの技術で世界市場での地位を確立しようと政府主導で育成に力を入れる。一方、トランプ米大統領は米国の技術的な覇権の維持に神経をとがらせ、中国に補助金などの即時停止を求めている。

 ハイテク産業の育成は「中国が今後、世界経済で果たそうとする役割に関わる問題」と話すのは米ノースウエスタン大ケロッグ経営大学院のフィリップ・レビ兼任教授だ。レビ氏は「中国の強みは安価で豊富な労働力だったが、今や人件費は安くない」と指摘。新たな成長モデルを模索する中国にとって国内企業の優遇は譲れない一線とみる。

 

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