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【経済】

G7共同声明見送りへ 米輸入制限で対立

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 【ウィスラー=共同】カナダ西部ウィスラーで開幕した先進七カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は一日(日本時間二日)の討議で、貿易問題に議論が集中し、米国の孤立が鮮明となった。鉄鋼輸入制限など保護主義的な政策に各国から批判が集まって対立解消のめどが立たず、議長国カナダが意欲を示した共同声明の取りまとめは見送る方向となった。

 世界貿易機関(WTO)への提訴手続きを始めた欧州連合(EU)、カナダに続き、日本も提訴を検討していることを麻生太郎財務相が明らかにした。通商問題で強硬姿勢を崩さない米国と、ほかの六カ国の間で確執が深まった。

 麻生氏の同行筋によると、米輸入制限に対し各国から「WTO違反だ」「(米国が輸入制限の根拠としている)安全保障と関係ないだろう」といった意見が相次ぎ、ムニューシン米財務長官は防戦に追われた。

 今回は共同声明を出さない見通しとなったが、対立が強まったことを受け、八日からのG7首脳会議(サミット)で共同声明をまとめられるのか懸念する声も多かったという。

 二日午前からの最終日の討議は、サイバーセキュリティーと、多国籍企業に対する課税問題が議題。

 

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