東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

「制裁発動なら合意白紙」 第3回貿易協議 中国、米をけん制

 【北京=安藤淳】米中両政府は三日、北京で閣僚級貿易協議を開いた。中国政府は同日、協議に関して「交渉は具体的な進展があった」とする一方、「米国が追加関税を含む制裁措置を発動すれば、全ての合意事項が白紙になる」とする声明を国営新華社通信を通じて発表した。

 摩擦が激化した今春以降、三回目の米中協議となったが、「米中貿易戦争」の回避は再び先送りとなった。貿易交渉を優位に進めようとする米国の姿勢に中国はいらだちを強めており、強くけん制した形だ。

 中国の劉鶴(りゅうかく)副首相とロス米商務長官が二、三の両日、北京市内で協議。声明では、先月中旬の前回協議で合意した中国による米国産品輸入の大幅拡大について「農業やエネルギー分野で交渉が進展した。具体的内容は最終確認中だ」と明らかにした。

 一方、米国はハイテク企業に対する補助金支給などの政府支援をやめるよう要求したが、中国は一貫して拒否している。これに対し、追加関税措置の発動を保留する「休戦」を宣言したはずだった米国は五月末、中国の知的財産権侵害に対抗する制裁品目の最終案を十五日までに公表すると表明。中国は「合意に反する」と猛反発していた。

 焦点の一つだった米国の中国通信機器大手、中興通訊(ZTE)に対する取引禁止を緩和する措置については言及がなかった。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報