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【経済】

麻生氏発言、不信を増幅 「個人」一転「省内に改ざん文化」

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 麻生太郎財務相は4日の記者会見で、行政文書の改ざんや廃棄について「(財務省内に)そういう文化みたいなものがあるかということを考えないといけない。再教育も考えなければ」と述べ、不正の背景として組織の体質に言及した。 (妹尾聡太、矢野修平)

 麻生氏は二日、カナダ西部ウィスラーで不正を「組織的ではない」とした。しかし、二十人以上が不正に関わったことが調査報告書で明らかとなり、発言の修正を余儀なくされた。

 これまで麻生氏は、森友学園との交渉を巡る決裁文書の改ざんについて「会社だってどこだって個人の問題。個人の資質によるところが大きかったのではないか」(五月八日)と発言。交渉記録の廃棄に関して問われた二十五日には「組織というより個人、関わった人たちの判断が大きかった」と話していた。

 一転して、六月四日の会見では「文書改ざんのような問題は全省的かつ日常的ではない」と財務省全体の責任を否定しつつも、「財務省の組織として、こうした不祥事を防止するための体制をしっかり整えていく必要がある」と述べた。

 麻生氏は福田淳一前財務次官によるセクハラ問題でも「(福田前次官が被害女性に)はめられて訴えられているのではないか、とかいろいろご意見はありますから」と被害女性を軽視する発言をして撤回。行政全体の信頼を壊す問題に対し、反省に欠ける発言を繰り返している。

 

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