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【経済】

日本年金機構に改善命令を検討 厚労相、入力ミス 過少支給

 日本年金機構がデータ入力を外部委託した業者がミスを繰り返し、過少支給が相次いだ問題で、加藤勝信厚生労働相は五日の閣議後会見で、同機構に対し業務改善命令を検討していることを明らかにした。六月末に開かれる社会保障審議会年金事業管理部会に諮り、決定する。

 厚労相が年金機構に業務改善命令を出すのは、サイバー攻撃による個人情報流出が起きた二〇一五年以来二回目となる。加藤厚労相は「再発防止を着実に進めていくという意味では、業務改善命令という形で、(厚労省として)明確に指示を出していくことも必要ではないかと考えている」と述べた。

<年金機構の外部委託問題> 日本年金機構が昨年8月にデータ入力を委託した東京都の業者のミスにより、今年2月分の支給で約14万9000人に過不足が発生した。入力を委託したのは年金受給者が所得税の控除を受けるために必要なデータなどで、処理すべき件数は約900万件あった。業者は当初800人態勢で業務に当たるとしたが、実際には130人程度しか集められず、業務開始直後に契約に違反して中国の業者に再委託した。匿名通報で表面化し、機構が確認業務や追加入力を穴埋めした。

 

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