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【経済】

財務次官に浅川氏 異例 財務官の起用

 前任者がセクハラ問題で辞任し空席が続いた財務省の事務次官に浅川雅嗣財務官(60)が就任する人事が固まった。森友学園を巡る決裁文書改ざんで人事の慣例が通用しなくなる中、麻生太郎財務相の側近である浅川氏を起用して組織の立て直しを目指す。失われた信頼を取り戻し、消費税増税を予定通り来年実施するための環境を整えられるのか、手腕が問われる。

 財務事務次官は予算編成を指揮する主計局長からの昇格が通例だ。今回も岡本薫明主計局長(57)の昇格が既定路線だったが、財務省が文書改ざんの処分を今月四日に発表した中で、改ざん当時官房長だった岡本氏も文書厳重注意の処分を受けた。次官に就けば野党などの格好の追及材料となるため、一年後の昇格をにらみ主計局長に留任する方向となった。

 浅川氏は国際畑を歩み、麻生内閣で首相秘書官を務め、その後も国内派の重要ポストである総括審議官に抜てきされるなど、麻生氏の下で重用されてきた。浅川氏の次官起用は、国際部門トップの財務官から横滑りするという点でも、入省年次で福田淳一前次官(58)の一年先輩に当たり年功序列が崩れるという点でも、霞が関の常識から外れた人事となる。

 【財務事務次官】

<浅川 雅嗣氏(あさかわ・まさつぐ)> 東大卒。81年大蔵省(現財務省)。総括審議官、国際局長を経て15年7月から財務官。静岡県出身。

 【財務官】

<武内 良樹氏(たけうち・よしき)> 東大卒。83年大蔵省。近畿財務局長を経て16年6月から国際局長。東京都出身。

 

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