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【経済】

ベンツ77万台排ガス不正 違法ソフト搭載23万台リコール

 【ベルリン=共同】ドイツのショイヤー運輸相は十一日、自動車大手ダイムラーが欧州で販売した高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」のディーゼルエンジン車約七十七万四千台に、排ガス浄化機能を不正に操作する違法なソフトウエアを搭載していたと発表した。このうちドイツで販売された約二十三万八千台のリコール(無料の回収・修理)を命じる方針も明らかにした。ダイムラーの経営に打撃を与えるのは必至だ。

 浄化機能が不十分な中で、排ガス試験のときだけ環境基準を満たすため違法なソフトを使用していた可能性が指摘されている。これに対し、ダイムラー側は、ソフト搭載の違法性について争う姿勢を示した。

 ただ、ショイヤー氏がダイムラーのツェッチェ社長を直々に呼び出して事情聴取するなど異例の厳しい追及を受け、リコール命令に従うと表明した。

 ドイツ自動車業界を巡っては、フォルクスワーゲン(VW)で最大千百万台に及ぶ排ガス不正が明らかになり、BMWも排ガス浄化機能を不正に操作するソフトを搭載した疑いで当局が捜査を始めた。高品質を売りにするメルセデス・ベンツでも不正が認定され、ドイツ車全体の信頼が揺らぐ事態となっている。違法ソフトが搭載されていたのは乗用車「Cクラス」やスポーツタイプ多目的車(SUV)「GLC」などの一部車種。

 

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