東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

貿易制限措置が倍増 G20追加関税 WTOが警告

 【ジュネーブ=共同】世界貿易機関(WTO)は四日、世界貿易の大部分を担う二十カ国・地域(G20)が二〇一七年十月〜一八年五月に取った追加関税などの新たな貿易制限措置は三十九件に上り、一七年五〜十月と比べ月平均で倍増したとする報告書を発表した。

 「米国第一」主義を掲げるトランプ米政権の通商政策によりG20内でも保護貿易色が強まりつつあることを示しており、アゼベドWTO事務局長は「世界経済への影響が非常に懸念される」と警告した。

 報告書によると、G20で一七年十月〜一八年五月に取られた追加関税や輸入制限などの貿易制限措置は月平均六件で、一七年五〜十月の三件から倍増した。一方、関税撤廃などの貿易促進措置は計四十七件で月平均は七件。一七年五〜十月の月平均六件よりやや増えただけだった。

 アゼベド氏は事態がさらに悪化すると、〇八年に起きた金融危機から回復途上にある世界経済に「深刻な脅威となりかねない」と指摘。G20首脳にこれ以上、新たな貿易制限措置と報復措置を取らないよう自制を求めた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報