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【経済】

MRJ視界 2強の影 納入5度延期 英で初のデモ飛行

航空ショーでデモ飛行する「MRJ」=英ファンボローで(阿部伸哉撮影)

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 【ファンボロー(英国)=阿部伸哉】三菱重工業傘下の三菱航空機は十六日、世界最大規模の航空見本市「ファンボロー国際航空ショー」で、開発中の国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」のデモ飛行を初めて成功させた。ただ、航空機産業大手の米ボーイングと欧エアバスが最近、小型機事業に参入を決定。競合するMRJの視界は晴れない。

 MRJは静かなエンジン音とともに離陸。連続して機体を傾けるなど七分間のパフォーマンスを終えた。

 ただ、MRJは二〇一六年を境に新規受注がぴたりとなくなった。設計変更を繰り返し、納入開始時期を当初予定の一三年から五度にわたり遅らせたことが影響している。現在は二〇年半ばの納入を目指す。

 MRJが参入する百席未満の小型機市場は、今後二十年間で五千機の新規需要を見込む魅力的な市場だ。

 ボーイングは十六日、ブラジル大手エンブラエルの小型機事業の買収を正式に表明。エアバスもカナダ大手ボンバルディアの小型機事業を買収しており、ボーイングやエアバスが今後の販売戦略に立ちはだかる構図が鮮明だ。

 特にボーイングには、MRJのアフターサービスで支援を仰ぐことにしているだけにMRJ事業に影響が出る可能性も。環境は刻一刻と変化し、厳しさを増そうとしている。

 

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