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【経済】

トヨタ、お中元遠慮します。 取引先350社に贈答自粛要請

 トヨタ自動車の主要取引先でつくる団体「協豊会」と「栄豊会」が会員企業に対し、トヨタの役員らにお中元やお歳暮、昇進祝いを贈る慣習をやめるよう要請したことが分かった。自動車業界の競争激化を受け、取引先とともにコスト削減を強化しているトヨタが、慣習のあり方を団体側に相談したことがきっかけ。二団体は六月上旬、会員の計約三百五十社に贈答を自粛するよう文書で求めた。

 トヨタに部品や設備を納入する会員企業では、トヨタの役員や付き合いのある社員に季節の贈り物をしたり、役員昇進時に金券などを儀礼的に届けたりするケースが多かった。自動運転や電動化など先端技術への投資が拡大する中、トヨタは社内の経費削減に加え、取引先にも協力を仰ぎながらコスト削減の再徹底を図っている。長年続いてきた贈答の慣習も削減の対象となった。

 協豊会事務局は本紙の取材に「業界の『百年に一度』の大変革で、原価低減を重視するトヨタに歩調を合わせ、会員企業に取りやめをお願いした」と説明。トヨタ幹部は「協力会社が負担になることはやめたということ。時代の流れだ」と話した。自動車業界では日産自動車が一九九八年、取引の透明性を確保するため、贈り物や接待を受け付けない方針を表明。近年は他の自動車メーカーでも贈答品などの受け取りを禁止する動きが広がっている。

 

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