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【経済】

金融庁、地銀立ち入り スルガ銀問題受け「内部監査」を検査

 金融庁が全国の地方銀行に対して、行内の不正行為をチェックする「内部監査」機能に焦点を当てた立ち入り検査を始めたことが七日、分かった。スルガ銀行のずさん融資問題や東日本銀行の不適切な営業が発覚したことを受け、専門チームを設置した。経営を監視する社外取締役の実態も詳しく調べる。

 全国の地銀百六行のうち一部が対象で、すでに首都圏の地銀へ検査に入ったもようだ。行内の内部監査部門が、経営陣に問題点を指摘できる体制が整備されているかどうかや、社外取締役との情報共有などが適切に行われているか調べる。

 銀行の内部監査部門は、法令などを順守した業務をしているか点検している。ただ、金融庁はスルガ銀や東日本銀の問題について、経営陣が収益の確保を優先し、社内の内部監査が有効に機能しなかったことが背景にあるとみている。検査で問題点を見つけた場合は文書や口頭で改善を促す。

 地銀の経営環境は、人口減少や日銀のマイナス金利政策による貸出金の利ざや縮小などで悪化している。金融庁は収益の減少に苦しむ一部の地銀が過度な経営目標を設定し、経営陣が現場に厳しく達成を求めることが、不正行為を見逃すことにつながりかねないと警戒している。

 

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