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【経済】

スズキ、検査不正6400台 マツダ・ヤマハ発もリコールは否定

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 スズキ、マツダ、ヤマハ発動機の三社は九日、それぞれ会見を開き、出荷前の新車の燃費や排ガスの検査で不適切なデータ処理をしていたと発表した。不正は計六千四百八十台で、スズキでは検査した半分近くが不適切だった。不祥事が拡大した自動車業界だけでなく、鉄鋼業などでもデータ不正が相次いでおり、日本の製造業の信頼低下は避けられそうにない。 (森本智之)

 国の規定では、新車の燃費や排ガス性能を確認する際、指定の速度で一定時間、走行するよう各社に義務付けている。三社はこの基準から逸脱していたが、有効なデータとして処理していた。

 スズキは二〇一二年六月以降で検査データの残る四輪車一万二千八百十九台のうち六千四百一台(49・9%)にのぼった。マツダは一四年十一月以降の四輪車千八百七十五台のうち七十二台(3・8%)、ヤマハ発動機は一六年一月以降の二輪車三百三十五台のうち七台(2・1%)で不正があった。三社とも独自検証の結果、性能には問題がないとして、リコールは行わない。

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 三社ともにデータの改ざん自体はしていないといい、「検査でエラーが起きたことを検査員が見落としていた」(マツダ)などの原因を挙げた。再発防止策として、検査のチェック態勢を強化する。

 スズキの鈴木俊宏社長は会見で「会社としての管理体制ができていなかったことが原因と考える。経営者として深く反省し、再発防止を先頭にたって進める」と陳謝した。自動車業界では、スバルと日産で同種の検査不正が発覚したことから、国土交通省が七月、各社に調査するよう指示していた。自動車業界以外でも、神戸製鋼所が製品データを改ざんしていた。

 

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