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【経済】

アルゼンチン 利上げ45%に トルコリラ急落 新興国、通貨安波及

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 【ワシントン=共同】トルコの通貨リラの急落が新興国全体に波及し、アルゼンチンやインド、南アフリカなどの通貨が対ドルで軒並み大幅下落している。震源地トルコの対応が後手に回り、投資家に不安が広がった。アルゼンチンは政策金利を年45%まで引き上げる緊急事態に。通貨下落の根底には、米国の利上げがあり、リラ・ショックを契機に資金を新興国から米国に移す動きが強まっている。

 リラ急落の影響で日米欧の金融市場に動揺が広がった。十三日には日経平均株価の終値が約一カ月ぶりの安値をつけたほか、米欧の株式市場も下落した。日経平均は十四日、割安感が出たとして買い戻され大幅に反発した。

 アルゼンチンは五月に通貨ペソが急落し、国際通貨基金(IMF)に支援を要請したが、ペソはさらに下げ続け十三日に一時一ドル=三十ペソ台をつけ、史上最安値を更新。中央銀行は十三日、通貨防衛のため政策金利を年45%に引き上げると表明した。インドの通貨ルピーも最安値をつけたほか、南アフリカのランドも約二年二カ月ぶりの安値となった。ロシアのルーブルが下げたほか、東欧諸国の通貨も下落した。

 トルコ向けの融資残高が多い欧州の一部金融機関の経営悪化が意識され、前週末の欧州株は全面安。相対的に安全な通貨とされる円を買う動きも強まり、十三日の日経平均の終値は二万二〇〇〇円を割り込んだ。十三日のニューヨーク株式市場のダウ工業株三十種平均も四営業日続落した。

 

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