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【経済】

スズキ、中国生産撤退か 販売低迷、合弁解消視野に協議

 スズキが、中国で四輪車を生産する重慶長安鈴木汽車(重慶市)の合弁解消を視野に、合弁相手の長安汽車と協議を進めていることが分かった。もう一方の生産拠点だった江西昌河鈴木汽車(江西省)は六月に合弁解消を発表しており、長安鈴木の合弁解消が決まれば、中国での現地生産を終えることになる。

 一方、合弁解消後も、ライセンス供与により長安汽車でスズキ車の生産を続けることも検討している。

 長安鈴木はスズキが50%出資し一九九五年に稼働。現在はスポーツタイプ多目的車(SUV)のビターラやSX4エスクロス、小型車スイフトなどを生産しているが、近年は販売低迷で厳しい経営が続いていた。

 中国は大型SUVの人気が高く、電気自動車(EV)の普及を目指す政府方針もあり、スズキにとっては不利な市場となっている。今後はシェア五割を占めるインドを中心に経営資源を投入し成長を目指す。

 昌河鈴木ではワゴンRや商用車エブリイなどを生産していたが、業績低迷を受けてスズキグループの全ての持ち分(46%)を合弁相手の昌河汽車に譲渡した。長安鈴木と昌河鈴木を合わせたスズキの中国での販売台数はピークの二〇一一年度に二十九万台あったが、一七年度は十万五千台に落ち込んでいた。 (西山輝一)

 

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