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【経済】

段階的利上げ 米、継続の方針 FRB議長が来月決定示唆

 【ジャクソンホール=共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は二十四日、西部ワイオミング州ジャクソンホールでの経済シンポジウムで講演し「米経済は力強い」との認識を示し、段階的に利上げを続ける方針を改めて強調。九月下旬に開かれる次の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定を示唆した。

 パウエル氏は「所得と雇用の力強い拡大が続けば、さらなる段階的な利上げが適切になるだろう」と語った。十一月の中間選挙を控えて高成長を保ちたいトランプ米大統領は利上げを批判しているが、当面は利上げ路線を堅持する考えを示した形だ。

 FRBは三カ月に一回のペースで利上げしており、今年は三月と六月に利上げした。堅調な景気拡大を背景にFRBは年内あと二回の利上げを見込んでいる。パウエル氏は「政策金利を通常の水準に向けて引き上げてきた」と語り、利上げ局面が終盤にさしかかりつつあるとの認識も示した。

 パウエル氏は今年二月に就任しており、議長として同シンポジウムでの初の講演となった。良好な家計支出や雇用創出に加え、大型減税など財政による景気刺激策に触れて「米経済は力強い状態が続くと見込める理由がある」と先行きを楽観視した。

 また、パウエル氏は個人消費支出(PCE)物価指数の上昇率がFRBの目標の2%近辺まで上昇してきたとしながらも「2%を大きく超えて上昇していく兆しはない」と指摘し、米国の物価は安定的に推移するとの見通しを示した。

 

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