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【経済】

高級ミラーレス一眼人気 SNS流行で女性利用者拡大

記者発表されたキヤノンの新製品ミラーレス一眼カメラ「EOSR」=5日、東京都港区で

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 キヤノンは五日、レンズ交換式の「ミラーレス一眼カメラ」で初の高価格帯の商品となる「EOS R」を十月下旬に発売すると発表した。ミラーレス一眼は写真の画質が改善してきた上、デジタル一眼レフに比べて軽量なため人気が高まっている。ニコンも九月下旬に高級ラインの商品を投入予定で、開発で先行してきたソニーを含めた三つどもえの競争が激しくなりそうだ。 (吉田通夫)

 キヤノンの新商品は、カメラの中級から上級者の利用を想定する。三月に発売した入門者向けの「EOS Kiss M」に搭載した画像センサーより大きな「フルサイズ」と呼ばれる規格のセンサーを備え画質を高めた。店頭価格は二十四万円前後の見通しだ。真栄田雅也社長は東京都内で開いた発表会で「高画質、高機能、軽量化を実現した。一眼レフも含め、さまざまなカメラをフルラインアップでそろえる」と意気込む。

 ミラーレスは一眼レフと異なり、撮影対象をのぞき窓(ファインダー)に映し出す鏡がないため小さく軽い。劣っていた画質も、ソニーが二〇一三年に世界初となるフルサイズの「α(アルファ)」シリーズを開発したことで改善した。

 一眼レフからミラーレスに乗り換えるプロや写真愛好家は増えている。「インスタグラム」など写真を投稿するSNSがはやり、女性の利用者も拡大。今年三月に発売した「α7III」はレンズなしの本体だけで二十万円以上だが、売れ行きは好調だという。

 カメラ市場でミラーレスの存在感も増しつつある。業界団体「カメラ映像機器工業会」のまとめでは、減少傾向が続く国内メーカーによる一眼レフの出荷台数は一七年で前年比10・1%減だったのに対して、ミラーレスは29・2%増だった。

 市場の急拡大を受け、ニコンも九月下旬に「Z7」(予想価格は四十万円前後)、十一月下旬には「Z6」(同二十五万円前後)を発売する。一眼レフ二強のキヤノンとニコンが高級ミラーレスに参入することで市場がさらに盛り上がりそうだ。

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